第60回 午後 問20(OT)

区分:作業療法士国家試験の専門問題 ・ 科目:作業療法治療学

31 歳の女性。小学生の頃から虚無感を抱くことが多かった。高校では異性との交際が活発であった。相手に過度に依存的になったかと思うと些細なきっかけで罵倒する行動がみられた。別れを切り出されると自殺をほのめかしたり、リストカットで相手を引き留めようとしたりすることが多く、成人してからも続いた。今回も自傷行為のためパートナーと精神科外来を受診した。 この患者の治療法で適切でないのはどれか。

  1. 1認知行動療法
  2. 2力動的精神療法
  3. 3弁証法的行動療法
  4. 4TEACCH プログラム正答
  5. 5メンタライゼーション療法

正答 4

解説

症例は、強い見捨てられ不安、対人関係の不安定さ、自傷や自殺のほのめかしを示し、境界性パーソナリティ障害に特徴的な所見である。弁証法的行動療法とメンタライゼーション療法はこの障害に対して用いられる治療法で、認知行動療法や力動的精神療法も選択される。TEACCH プログラムは自閉スペクトラム症の人に構造化した環境を提供する支援法で、この症例には適さない。
この問題をアプリで解く
← 前の問題(午後19(OT))次の問題(午後21(OT)) →

出典:厚生労働省ホームページ「第60回理学療法士国家試験、第60回作業療法士国家試験の問題および正答について」(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)。解説は本アプリのオリジナル

問題と正答は厚生労働省の公表資料をもとに、表示用に体裁を整えて掲載しています(内容は変えていません)。解説は本アプリのオリジナルで、国が作成・公表したものではありません。